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2009年9月11日金曜日

『沼地のある森をぬけて』 (梨本香歩 著)



自己評価:★★★☆☆
お勧め度:★★★☆☆
 
 
内容(「BOOK」データベースより)
はじまりは、「ぬかどこ」だった。先祖伝来のぬか床が、うめくのだ―「ぬかどこ」に由来する奇妙な出来事に導かれ、久美は故郷の島、森の沼地へと進み入る。そこで何が起きたのか。濃厚な緑の気息。厚い苔に覆われ寄生植物が繁茂する生命みなぎる森。久美が感じた命の秘密とは。光のように生まれ来る、すべての命に仕込まれた可能性への夢。連綿と続く命の繋がりを伝える長編小説。


これまた初めて読むジャンル。おとぎ話のような現代小説。
主人公(女性)は、叔母が亡くなった為、先祖代々伝わる「ぬかどこ」を引き取ることになる。その「ぬかどこ」から人が“生まれる”ってところから始まって、ぬかどこの謎と自分の先祖を求めて奔走する。

命って何だろう的な命題の話かと思います。

菌類の専門的な話はあったものの、読むのに差し支えるほどじゃないです。
面白かったけど、どっちかというと女性向けの話な気がしますね。
文章全体にしっとりした印象を受けました。

間に入る伏線?(最後までつながらないけど)みたいな話も面白いです。
細胞が初めて減数分裂をする瞬間を物語にしたんでしょうか。
ファンタジックで想像するのが楽しかったです♪

風野さんとの性別の討論はちょっと長すぎる気がしたな。2人ともアツくなり過ぎ・・・。
でも最後は二人ともいい感じになってw よかった。

・・・ずっとぬかどこから人が出て来ては消える、一期一会な話かと思ったけど、
もっと主人公移動するんですね。


ところで。この作品、テーマが攻殻に似てる気がするんですよね。
攻殻のアナログ版というか、
生命の定義の曖昧さを未来じゃなく過去に求めたのがこの作品なんじゃないかと思うんです。

ぬかどこから生まれた人→人形使い(情報の海で生まれた生命体)
無意識に考えを共有するぬかどこ人たち→STAND ALONE COMPLEX
最後のシーン→融合

みたいな。
大人になって、読み返すことがあったらまた考えてみたいです。
・・・そんときもうA.D.2030過ぎてるかなw

2 件のコメント:

  1. >pojime.6654殿下
    多分、本読まない限り内容は分からないと思いますw

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